気を流すということ 3

頭痛の続きです。
あちこちの病院に行きました。
4時間待たされて、診察室に通され、椅子に座るや否やドクターから「異常なし!」と2秒程度で帰されたこともあります。
どこの病院か書きませんがね。
病院の方針というよりも、医師の質(性格)の問題ですね。まぁぶっきらぼうな先生だったのでしょう。
当時はパソコンも一般的ではなかったので、自力で調べるのも限界がありました。
何年かかったか定かではありませんが「片頭痛」という病気に自力でたどり着きます。
自宅近所の整形外科に行き、「先生、片頭痛というやつじゃないですかね?」と言ってみました。
ドクターからしたら気分悪いかもしれませんが。
紹介状を書いてもらい聖母病院で片頭痛の検査を行いました。
ひたすらに息を吐きながら脳波を計測する検査でした。
検査が終わり、検査技師の女性が
「片頭痛ね。よかったね。。」と言ってくれたのです。
私はその場で泣きました。ほっとしたんですね。いま思い出しても目頭が熱くなります。
こんなにも激痛が伴うにも関わらずどこに行っても「異常なし」と言われ続けた人じゃないとこの感情はわからないと思いますね。
これで病名が特定され、初めて「治療」が行えるわけです。
都立大塚病院を紹介されました。
処方された薬は、痛み始めたタイミングで飲めば効く痛み止めでした。
飲むタイミングが遅れれば効きません。
他に処方された薬は血行を良くする薬と筋緊張を緩和する薬でした。
効果のある薬に出会えたのは当時の私にとっては革命的な出来事。本当に助けられました。
しかし、なかなか治らないのです。(続く)