気を流すということ 2

症状としては
・抑うつ(+常に感じるプレッシャー状態、不安感)
・なぞの腰痛
・たまに起こるきつい頭痛
これが主な症状でした。
当時はうつ病など知りませんでしたので、精神症状は”気の持ちよう”だと思っていたと思います。
まずは腰痛改善に取り組みます。
地元の整形外科はもちろん、大学病院系、地域の基幹病院、整形外科で有名な私大系病院、等々
また出演者から教えてもらった整体、カイロ、接骨院とあちこち通いました。
もちろん病院系はすべて「異常なし
他民間療法は全てだめ。良くなりませんでした。
丁度、父のアルコール性神経症がもっとも酷い時期と重なり、舞台の仕事は続けることができなくなりました。
退職した後は国内・海外旅行をしたりのんびりと休養していました。
少し腰痛も軽減し体調が回復しましたので就活を始めた矢先、アル中の父が「知り合いが従業員を探している」と。いやな予感しかしませんでしたが破格のオファーだったので面接に行ってきました。
ビルメンテナンス業者なのですが、産廃回収業を新設することになり、そのドライバーを探しているとのことでした。
私はペーパードライバーでしたのでお断りしたのですが、そこの社長さんから次の就職先となるビルメンテナンス会社を紹介されました。
無事就職し業務部という、清掃に携わる部署に配属されました。
手の皮が何度もめくれ、手のひらには立派なモップだこが完成するほどの訓練を受け、新規現場を立ち上げるまでになりました。
現場のお年寄りたちとも良好な関係を築くことが出来、立ち上げると次、立ち上げると次と、飽きっぽい私にはうってつけの仕事だったと思います。
そしてもっとも信頼する上司がヘッドハントを受け同業他社へ転職することになるのですが、私もついていくことにしました。
もちろん私はヘッドハントされていませんので、待遇は酷く落ちるわけです。
上司はそれを気にして、何度も会社に交渉してくれたのですが、私が逆に目を付けられる状況になってしまった印象があります。
ここで私も評価を覆す仕事ぶりを発揮すればよかったのですが、腐り、落ちぶれていきます。
それとともに腰痛が再発し頭痛が激しくなってきました。まさに心身一如。
頭痛の激しさは尋常ではなく、立っていられないほどの痛みで仕事中も座り込んでしまい、心配した職場の責任者が人目につかない場所に移動させようと私を立たせた瞬間にマーライオンのように嘔吐してしまいました。痛みで吐いたのはこれが初めてでした。その後繰り返すことになります。
当時はまだ片頭痛は一般的ではなかったので、これもまた腰痛の時のように病院巡りをすることになりました。(続く)

こんなに真顔ではありませんでしたが