巧妙化する詐欺
ギリギリのところで詐欺被害を免れたお話です。
公衆電話からの連絡。
犯人は息子を名乗り
「鞄ごと失くした。携帯も財布も全部取られた。急ぎでお金を貸してほしい」
「いくら?」
「1千百万円」
要約するとこんな内容です。
そして「〇〇(←嫁の実名)には言わないで。怒られるから」と言ったそうです。
事前になにかしらの下調べをして奴らは犯行に及んでいます。
ここまで少し声が違うような気もしたものの、嫁の実名を言ったことで完全に信じてしまいました。
銀行はどこを使っているか、残高はいくらか聞いてきたそうですが、”おかしい”と感じたのは事後の話です。
「分かった。なんとかするから。でもねお前が取りにこないければ渡さないよ」と言ったというのです。
なんとなく胡散臭いから予防線を張ったとかそういうことではなかった。
つい ふと 出た言葉だそうです。大ファインプレーですね。お見事です。
ただ、住所もなにもかも話してしまったとのことで、カードは全て停止。銀行にも連絡し口座ストップ。
電話でのやりとりはすべて自動録音済み。志村警察にも情報提供。巡回を強化してくれるそうです。
振り込め詐欺の本拠地は海外にあった事件がありました。
僅かなお金欲しさに犯罪に加担してしまう浅はかな人が増えているようですね。
お年寄りがこの手の犯罪から自力で身を守るのは正直難しい。
ナンバーディスプレイは無料提供して、犯罪で使われた、もしくは怪しい電話番号は即時的に通信会社と連携して通信を止めてしまえば良い。
当然、個人でも詐欺被害にあわないようにする心構えも、ハード面でも準備しなければならない。