ケアマネさんも師匠の一人
まだ仕事に不慣れな時に携わる機会を得たケアマネさん。
担当者会議の席でマッサージ師として、現状(身体の状況・施術内容)、今後の見通し(短期目標・長期目標)を尋ねられました。
『不慣れ』だったため、回答がとりとめがなく、しどろもどろになってしまいました。
意識の低さを見透かされたのでしょう。
「お願いしますね!!」
なんということはない一言、叱責されたわけでもありませんでしたし、本人はそういった意図が無かったのでしょうが、私は一喝されたように感じたんですね。うまく伝えられなかったという気持ちがそうさせたのだと思います。
今となっては当然のことを聞かれただけなのですが、当時の私としては良い経験でした。
ほどなく異動されてしまいましたが、事あるごとに患者さんと「凄い人だったね」と思い出話にあがるほど。
それ以来、担当者会議には他の訪問があったとしてもほぼ必ず参加するようになりました。
問題処理、指示・伝達の迅速、明瞭さ、リーダーシップ、、本当に凄い人だった。
患者さんも住環境等様々問題を抱えていましたが次から次へと解決・改善されると体調も良くなっていきました。
パーキンソン病は進行性の病ですが、明らかに改善していく様を目撃しました。
特に寝具まわりの改善で一気に出来る事が増えた記憶があります。
そのケアマネさんが最初に着手したのが就寝環境の改善でした。
寝返りが出来るようになって腰痛が軽くなりました。
我々が介入したことで筋緊張が軽減して家の中で軽く運動する意欲が出てきました。
出来る事が増えて笑顔が見られるようになりました。
その患者さんは今でも私にメールをくれます。
あの時の経験は今も役に立っています。
なので勝手に師匠にさせて頂いております。