出会いと別れ
この仕事をしていると出会いと別れを繰り返します。
箱持ちの施術者とは少し感覚が違うかもしれません。
通院できない患者さんが主になりますから、お亡くなりになることも多くあります。
自営になり新規に苦労しているときに同業の先輩に”業務委託”として紹介してもらった患者さん ”Hさん”
3年の携わりになりました。
施設への愚痴、不平不満。親戚への不平不満。後見人への不信、不平不満。すべて私にぶちまけてました。
ここでは書きません。仕方ないこともありましたから。
ただし一つだけ書き残します。
後見人に何度も「通帳(預金残高)を確認させてくれ」と言われていましたが最後までついに叶いませんでした。
私のような出入り業者としては中々そこまで介入出来ません。
何度でも言った方がいいですよ とアドバイスするのが関の山です。
なにかの縁でこのブログをみているかたにお伝えしたい。
後見人は本当に信頼できる人を選ばないとトラブルになります。
トラブルにならなくとも、お年寄りにとっては不利益になりかねない状況になります。
確認したとしてどうしようもないじゃないかと思われるかたもいるかもしれませんが、違いますよ。
買いたいものもあるわけですから。
https://www.moj.go.jp/MINJI/a01.html
野球、相撲、競馬が好きな人でした。私と話が合いました。私も訪問前に昨日の試合の結果等調べてからうかがいました。
選手や競走馬のデータをスマホで調べてあげました。
「子供を作るひまがなかった。うちのやつには悪いことをした」と悔いていました。
奥様を見送られて1週間くらいだったでしょうか、追うように旅立ってしまいました。
仕事として訪問させていただいておりましたが、私としてはHさんに会いたいから訪問していました。
大好きな人でした。
ご冥福をお祈りいたします。