鍼灸治療を受ける際には

たいていの鍼灸院には着替えが用意してありまして、施術者が鍼を刺しやすいような『施術着』なるものに着替えて頂きます。
私は訪問専門なので、着替えは患者さん任せになりますが、たまにこんな方がいらっしゃいます の例をいくつか挙げます。
死力を振り絞り、なんとか膝までまくり上げることが出来る窮屈なズボンを履いているかた。
足が締め付けられまして、血流は止まる、気の流れにも支障が出る、それ以前に不快。
ゆるゆるのジャージ、パジャマ、短パン等に着替えて下さい。治療院で用意してある施術着も当然洗濯、除菌はしてあると思いますが、他人が着たものを着るのは気分が悪いと思われる方は、ご自分用の施術着を購入されることをお勧めします。私であれば仕入原価でお譲りした上で、こちらが洗濯除菌する手間が省ける分、次回から割引しますね。ご自分で管理して頂きますけれども。

ものすごいフレグランス系を身にまとっているかた。
東洋医学には五臭なる考え方があります。その人のその時の体調、体質を知る上で必要な情報です。おおまかに5つに分類します。
最終的に鍼を刺すときに『どこに刺すのか』を決める際のヒントの一つになります。
その他には、雰囲気をみる、脈をみる、声の調子を聞く、舌を見る、お腹に触る等々あります。
主訴を聞くことと同じくらい重要な東洋医学の診断方法の一つです。
本来の臭いを消してしまうのは、重要なヒントを一つひた隠しにするようなものですので、単純に損です。
もちろん体臭の無いかたは必要ないのですが、ご自分では体臭はないと思っても実は微かにあったりするものです。
ただし臭いに関しましては患者さんには言いません。
「あぁ腐れ臭いですね」
なんて言えませんからね。
嗅ぐ時もこっそり嗅ぎます。鼻の穴が大きくなっていたらごめんなさい🙇(笑)
さて、長くなりますのでまた続きはいずれ

東洋医学 診断 五臭

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